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土佐和紙


 

     
■土佐和紙の歴史

   土佐和紙の起源は定かではありませんが、平安時代の『延喜式』献上品として土佐の紙の名が文献に登場しています。土佐和紙が広く知られるようになったのは、16世紀末の土佐七色紙の出現によります。この紙が徳川幕府への献上品となり、さらにこの流れをくんで薬袋紙、青土佐紙等の染紙が有名になってゆきました。
 こうして江戸時代末期には全国有数の産地だったのですが、さらに紙業界の大恩人といわれる吉井源大の登場がありました。翁は製紙用具の改良、原料の栽培、時代に即した多くの新しい紙の発明に加え、広く海外に市場を求めました。その功績により、明治時代の中頃には圧倒的な全国一の生産を誇るようになりました。こうして紙業王国土佐を誇ったわけですが、戦後の日本の高度成長の荒波にもまれ、全国の例に洩れず衰退を余儀なくされています。
 土佐和紙は施設面において恵まれており、昭和60年にオープンした土佐和紙伝統産業会館(いの町紙の博物館)はまさに土佐和紙の殿堂として広く親しまれています。また、平成7年には、いの町に高知県立紙産業技術センター(前高知県紙業試験場)が装いを新たにオープンし、手漉き、機械すきを問わず研究されています。

七色紙



■土佐和紙の特徴と種類

   全国一を誇る良質の原料生産、優れた用具製作、高度な製紙技術の三位一体に裏付けされた土佐和紙は、その種類の豊富さが最大の特徴です。
 主な種類は、書道用紙、手工芸用紙、表具用紙、障子紙、絵画用紙、版画用紙、印刷用紙、和紙加工品などがあり、その品質は高い評価を受けています。
 中でも、昭和48年に「土佐典具帖紙」、昭和52年に「土佐清帳紙」が国の無形文化財(記録選択)に指定され、さらに昭和51年には「土佐和紙」の名称で国の伝統的工芸品の指定を受けるに至りました。

障子紙
■土佐和紙の原料

  楮(こうぞ)   >>>
三椏(みつまた)>>>
雁皮(がんぴ) >>>
麻、わら、桑、竹、木材パルプなど。

■和紙の用途

  書道半紙、画仙紙、ちぎり絵用紙、顔料染紙、ラッピング用紙、壁紙、薄美濃紙、美須紙、宇田紙、大唐紙、四ツ判、障子紙、絵画用紙、版画用紙、印刷用紙、はがき、封筒、便箋、色紙、短冊、名刺、和綴帳など。

食品用包材
■原料による和紙の種類

 

楮紙類
三椏紙類
雁皮紙類


 
参考資料     「和紙の手帳」    全国手すき和紙連合会
「和紙の手帳Ⅱ」  全国手すき和紙連合会
 

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